厳選記事

  • 組織のつくり方2012年3月

    明るくがんばる組織にする シンプルな仕組み 「元気な会社」だから伸びる!(株式会社ライブレボリューション・社長 増永寛之氏)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

経営における戦略・戦術の重要性は言うまでもないが、それに劣らず、社長以下、全員が「元気であること」は、もっと見直されていいのではないだろうか。
明るく元気な社員の集団は、顧客の要望に応えようとあと一歩の手間を惜しまないだろうし、そのがんばりが顧客の支持を得るもとともなる。
そんな「明るくがんばる」組織を、いたってシンプルな仕組みとしかけでつくりあげたトップの取り組みに学びたい。

利他の心をもつ社員だけを集めるよどみのない社風で、成長企業に
株式会社ライブレボリューション 社長 増永寛之氏


山手線・田町駅からほど近い高層ビル内にあるライブレボリューションのオフィスに入ると、オレンジ色を基調とした鮮やかな内装に度肝を抜かれる。エントランスを抜けると、社員が集うしゃれたカフェのカウンターがある。増永寛之社長(37歳)が代官山や六本木のカフェを見て回ったうえで、自ら内装をデザインしたというだけあって、企業のオフィスとも思えない。

同社は携帯電話やスマートフォン向けの広告代理店事業を中心にビジネスを展開する成長企業だ。社員60名に満たない会社にもかかわらず、このオフィスには130名を収容できるセミナールームも用意されている。それは同社が新卒学生に人気で、3万4,000名以上の就職応募者が殺到するからだ。

しかし、この4月に入社予定の内定者はたった11人という超難関企業であり、就職コミュニティサイト「ジョブウェブ」によれば「就職活動中に出会った魅力的な企業ランキング」で4年連続1位になった。「セミナー・社員・社風の魅力」で高い支持を集めた結果だ。

「OB訪問で学生が当社のメンバー(社員)の誰に会っても同じ価値観をもっていることがわかるはずです。入社基準はメンバーと一緒に働きたいと思うかどうかが最も重要です。社内文化がはっきりしているので、価値観が合わない人は長続きしません。偽って入社しても辞めていく。ひとことで言うと“利他の心”をもって、他人の立場に立って行動できる人しか採用しません。前に出たがる人、自分のやりたいことにこだわる人、起業家志望の人も当社には合いません」と増永社長は断言する(以下、発言は同氏)。



≪ 関連書籍 ≫

『実践 経営実学 大全』
(株)名南経営コンサルティング
関連書籍
  • 社員を幸せにしたい 社長の教科書
  • 言いわけばかりで動けない君に贈る33のエール
  • 「売らない」から売れる!どこにでも売っている商品を「ここにしかない」に変える5つの法則
  • ランチェスター戦略「小さなNo1」企業
  • 安部龍太郎「英雄」を歩く
このページのトップへ