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  • この人に訊く!2012年11月

    インターンシップを通じて地域を活性化する人材を育てたい(NPO法人G-net・代表理事 秋元祥治氏)

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伝統産業、地場産業を担う企業に対して半年間にわたる長期インターンシップを展開することで、岐阜とその周辺地域の活性化に取り組むNPO法人G-net代表理事の秋元祥治氏。
「地元のために手を挙げて積極的に活動する若者を増やしたい」と語る秋元氏に、インターンシップ事業にかける思いについて訊いた。

ck_1211_1【あきもと しょうじ】
1979年、岐阜県生まれ。98年、岐阜高校を卒業後、早稲田大学に入学。学生向けのフリーペーパーを制作するサークルに所属し、3,000人規模の年越しイベントを主催するなど、様々な活動を手がける。2001年、在学中の21歳のときにG-netを設立。岐阜の地域活性化をめざして講演会や各種のイベントを行なう。03年にNPO法人化し、現職に。04年からインターンシップ事業をメインに中小企業の人の問題に特化した活動を展開。09年より岐阜大学非常勤講師。同NPOは有給スタッフ11名、年間収入約6000万円。12年、経済産業省「ものづくり日本大賞」優秀賞(青少年育成部門)受賞。

http://www.gifist.net/

               ◆◆◆

---事務所を構える岐阜を中心に愛知、三重において、半年以上にわたる長期実践型インターンシップを企業向けに展開されているとうかがいました。地方では、珍しい取り組みのように思います。

そうですね。ただ、地方でやるからこそ意義があると感じています。2004年から「ホンキ系インターンシップ」という名前で始め、地場産業に特化した日本一の取り組みと評価されています。10年から学生が春休みや夏休みを利用して参加できる1か月前後の中期プログラムも展開しています。今年度は、長期に60名、短期に60名、計120名が参加し、東海地方以外にある大学からの参加者が約2割に上ります。

私どものインターンシップでは、おもに従業員数10~50名程度の伝統産業や地場産業を担う企業と、やる気ある学生をマッチングしています。受け入れ企業には、新規事業のテストマーケティングの場をもてること、企業間連携が生まれること、企業の組織活性化に役立つといった3つのメリットを訴えています。一方、学生は自らが成長する場を得られる。皆、インターンシップが終わる頃には明らかに顔つきが変わり、仕事のスキル、考え方や、経営者のように主体的に物事に取り組み、試行錯誤する姿勢が身につき、人間的な魅力も増しますよ。

---どういったきっかけでインターンシップ事業を手がけるようになったのですか。

私自身は高校卒業まで岐阜市内で育ちましたが、大学に進学して上京後は東京にある企業に就職するつもりでいましたし、地元に帰ろうなどとは考えもしませんでした。ただ、夏休みなどに帰省するたびに地元は寂(さび)れる一方。にもかかわらず、盛り上げようと行動する人に出会えませんでした。

そうした状況を知った者として手を挙げずにはいられなかった。東京での様々な活動を通じて出会った著名人を岐阜に招き、若者向けの講演会を始めました。01年、21歳のときです。この活動がメディアに取り上げられ、地元の経営者や行政の方々が支援してくださるようになり、その後、商店街活性化イベントなどを開催するなかで、徐々にインターンシップ事業へと発展していったんです。



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