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    音が聞こえるメロディーロードで交通安全の啓発に役立ちたい(株式会社篠田興業・社長 篠田静男氏)

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兄の急逝で社長を継ぐも倒産を覚悟する

実際に路面を削って溝を刻み、その上を何回もクルマで走りました。そして、録音した音を工業試験場に持ち込んで分析してもらうという、実にアナログな方法でしたが、決して複雑な技術ではありませんから、その秋にはどうにか形になりました。もっとも、最初は「言われてみれば、そう聞こえるかな」という程度でしたね。

そうして何やら不思議なことを始めた私を見て、社員たちは内心、言いたいこともあったと思います。本業が厳しいなか、わけのわからない実験ばかりして、いったい何を考えているんだ、と。立場が違えば、私もそう感じたでしょう。

でも、必死だったんです。ご承知の通り、バブルが崩壊して以降、公共事業費は絞りに絞られてきました。土木建設業者にとっては死活問題で、私どもは売上のほぼ100%が公共事業でしたから、なりふり構ってはいられない状況だったんですね。バブル時代の最盛期でも、私どもの年商はせいぜい7億5,000万円ほどでしたが、毎年、数千万円単位で仕事が減っていく。実を言えば、私自身は倒産を覚悟していました。

でも、メロディーロードによって救われたんです。売上そのものは大きくありませんが、この仕事を通じて多くの方に応援していただいていることを実感できたからです。心の支えになったという意味で、もしメロディーロードがなかったら、篠田興業という会社はとっくの昔に潰れていたと思います。



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