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  • これがわが社のヒット&ロングセラー2013年5月号

    『銘菓ひよ子』(1912年発売/ひよ子本舗吉野堂)

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シリーズ化でブランドを強化

▲通常ひよ子の約5倍のサイズになった『大ひよ子』(左)
1個 630円(税込) *実際の商品に通常ひよ子は含まれません

長い歴史を刻む過程で、『名菓ひよ子』にはたくさんの兄弟姉妹が誕生している。『ピヨピヨもなか』をはじめ、『ひよ子サブレー』、『ひよ子プチデザート』(夏季限定)、そして06年には『ひよ子のピィナンシェ』がラインナップに加わった。
“ひよ子ファミリー”をさらに盛り上げているのが、4年前から福岡限定で春季のみ発売している『桜ひよ子』だ。厳選したインゲン豆を丁寧に炊き上げ、練乳と国産の桜葉の刻みを入れた桜色の餡をミルク風味の生地で包んだ菓子で、毎春、発売を待ちわびるファンからの問い合わせも多い。ところが「発売前は迷いもあった」という。

「これまで、ひよ子をモチーフに様々な菓子を開発しましたが、本家本元の『名菓ひよ子』には手をつけたことがなかったので、はたしてご先祖様がどう思われるのか……多少の心配はありました(笑)。いまは杞憂(きゆう)に終わってほっとしています」

時代や景気、周囲の環境変化をにらみながら、常に挑戦を続け、名実共に日本を代表する菓子の1つとなった『名菓ひよ子』。『桜ひよ子』は、同社に代々受け継がれてきた「進取の気性」の新たなる具現化といえよう。

さらに創生100年を迎えた2012年には、ひよ子ファミリーの新顔が続々と登場している。東京の新しい観光名所で販売している『東京スカイツリー 名菓ひよ子』、福岡県産の八女(やめ)茶と黄粉を使ったひよ子型の求肥(ぎゅうひ)餅『雛子餅』や抹茶餡の『茶ひよ子』など。愛らしくも力強い顔ぶれが、同社の次の100年を支えていく。



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(株)名南経営コンサルティング
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