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  • 組織のつくり方2013年6月号

    「しかけ」を工夫した制度で働きやすい職場をつくる(株式会社コンビーズ・社長 平井武氏)

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「しかけ」を工夫した制度で働きやすい職場をつくる

ユニークな社内制度で注目されるコンビーズ。
社内コミュニケーションのためのしくみを成功させるポイントは…。

注目どころ…「井戸端会議」「ランチDEデート」
【コンビーズの取り組み】
1.ユニークな制度で社内コミュニケーションの促進を図る
2.「しくみ」を動かす「しかけ」を工夫する

株式会社コンビーズ 平井武社長
メール配信などのマーケティングサービスを行なう独立系のITベンチャー企業・コンビーズでは、「井戸端会議」や「ランチDEデート」といった社内コミュニケーションのためのユニークな制度を実施して、話題になっている。
「仕事で成果を出すことを阻害する要因は、できるだけ排除したいというのが、そもそもの動機です。仕事以外の心配ごとはできるだけ潰して、社員には成果を出すことに集中してもらいたい。環境を整えるために社内でアイデアを募ったり、他社の事例をアレンジして、導入するように努めてきました」
創業者の平井武社長は、そう語る(以下、発言は同氏)。
平井社長は1993年、大阪工業大学を卒業し、携帯電話会社に就職。基地局や交換機などのインフラ整備を中心とした業務に携わった。
2000年、起業のため退職。インターネット関連サービスを個人事業で立ち上げた。それを発展させるかたちで、02年に有限会社コンビーズを設立。06年、株式会社に組織変更した。
同社の事業は、一般にCRM(Customer Relationship Management=顧客関係管理)と呼ばれるサービスの一種で、大企業や自治体、大学などを中心に、1万6,000件以上の顧客を獲得。業界でも有数の存在とされている。
現在、社員は20名。うち2割が女性で、全社員の平均年齢は約30歳という。部署は営業販売・広告宣伝の「営業グループ」とシステム開発やWebデザインの「制作グループ」、そして「総務グループ」の3つに分かれているが、オフィスはワンフロアで、平井社長以下、基本的に全社員が同じフロアで働く環境になっている。
社員は比較的、年齢が近く、毎日、顔を合わせる機会もあるため、一見、コミュニケーション不全とは縁遠いように思われる。だが、パソコンを相手に行なう仕事が多く、自己完結型の個人作業も少なくない。
そうした点を考慮して、同社では社内コミュニケーションのための施策が実践されてきた。全社員参加の飲み会や社内勉強会など、一般的なイベントもあるが、なかでもユニークなのは「井戸端会議」と「ランチDEデート」。また、後述のような福利厚生にも、独特の工夫が凝らされている。
「いろいろな施策を楽しみながらやっているんですが、最も効果があるように思うのは『井戸端会議』かもしれません。もう5年以上、100回以上は続けています」
これは2週間に1回、業務時間中に行なわれる会議で、無作為に選ばれた4、5名の社員が参加する。平井社長が選ばれる場合もあり、1時間に限られた時間のなかで、参加者には井戸端会議のような自由な発言が求められる。



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